注文住宅用地を探すなら知っておきたい!不動産会社と工務店選びのポイント

家づくりの土地

こんにちは、シンジです!建築業界と不動産業界で培った経験を活かし、注文住宅を検討中の方に向けて、知っておくべきポイントをお伝えします。家づくりは大きな決断なので、プロの視点から役立つ情報をわかりやすく解説していきます!

注文住宅を建てるにあたって、まず最初に取り組まなければならないのが「土地探し」です。しかし、この土地探しには多くの落とし穴が存在します。特に、売り土地に関わる仲介会社の仕組みや、物件情報の流通の仕方を知らないと、思わぬ形で希望する土地を見逃してしまうことがあります。

この記事では、売り土地の仲介に関わる不動産会社の役割や、その裏側を知ることで、注文住宅用地を効率的に探すためのポイントを解説します。最適な土地を見つけるためには、信頼できる不動産会社や工務店と協力することが非常に重要です。


1. 売り土地には2つの仲介会社が関わる

売り土地の取引には、一般的に売主側の仲介会社買主側の仲介会社の2つの不動産会社が関わります。この2つの仲介会社は、どちらもそれぞれの依頼者である売主や買主の利益を最大化しようとします。しかし、この関係性が原因で、土地情報の流通に制限が生じることがあるのです。

売主側の仲介会社の役割

  • 売主側の仲介会社は、売主から依頼を受けて土地を販売する責任があります。彼らは売主の利益を第一に考え、できるだけ高く、そして早く土地を売りたいと考えています。
  • さらに、売主側の仲介会社は、自分たちで直接買主を見つけた方がより多くの手数料を得られるため、できるだけ自分たちのネットワーク内で取引を完結させたいと考えます。

買主側の仲介会社の役割

  • 一方、買主側の仲介会社は、買主の依頼を受けて適切な土地を見つける役割を果たします。彼らの仕事は、できるだけ多くの物件情報を集めて、買主に提案し、希望に合った土地を見つけることです。
  • しかし、買主側の仲介会社が売主側の会社に土地の問い合わせをした場合、売主側が買主側に物件情報を正確に伝えないことがあります。理由は、売主側の会社が自分たちで買主を見つけた方が利益になるからです。

2. 売主側の仲介会社の「もう売れました」という戦略

実際の現場では、売主側の仲介会社が、他の不動産会社(つまり買主側の仲介会社)から問い合わせを受けた際に、「もう売れました」と答えることがよくあります。これは、物件が実際に売れていない場合でも、売主側の会社が自社で買主を見つけたいという思惑が影響していることがあります。

例:知らない不動産会社からの問い合わせ

たとえば、ある不動産会社が売りに出している土地に対して、別の不動産会社から「この土地はまだ販売中ですか?」と問い合わせたとします。売主側の仲介会社は、「まだあります」と答えることもありますが、自分たちで買主を見つけたいという理由で「もう売れました」と虚偽の情報を伝えることもあるのです。これにより、物件情報が広まらず、結果的に買主がその土地を見逃してしまうことがあります。

このような状況を防ぐために、土地探しをする際には、信頼できる不動産会社や情報を多く持っている不動産会社を選ぶことが重要です。


3. 情報の多い不動産会社と工務店と協力するメリット

注文住宅用地を探す際、最も効率的な方法は、情報量の多い不動産会社や、そうした不動産会社とつながりがある工務店と協力して探すことです。こうした業者は、単に土地情報を集めるだけでなく、物件の背景や地域の情報にも詳しいため、購入後のトラブルを避けるためにも重要なアドバイスを提供してくれます。

3.1 情報量の多い不動産会社の選び方

情報量の多い不動産会社は、以下のような特徴を持っています。

  • 広範なネットワークを持っている:多くの物件情報を持っているだけでなく、他の不動産会社とも連携して情報を共有できる会社が理想的です。
  • 地域に精通している:土地の価値や将来的な発展の見込みについて正確な情報を提供できる会社は、購入後の安心感も高まります。

3.2 工務店と協力して土地を探すメリット

工務店は、建築に関する知識だけでなく、不動産会社とのつながりがあることが多く、土地探しにおいても強力なパートナーになります。工務店と一緒に土地を探すことで、次のようなメリットがあります。

  • 未公開物件を知ることができる:工務店は不動産会社と深いつながりがあることが多く、公開されていない物件情報をいち早く知ることができる場合があります。
  • 土地の特性を踏まえたアドバイスが得られる:工務店は、実際にその土地に家を建てることを前提にしているため、土地の地盤や形状、日当たりなど、建築に関連する詳細な情報を提供してくれます。

4. まとめ:注文住宅用地を探す際に注意すべきこと

注文住宅用地を探す際には、売主側の仲介会社が自社で買主を見つけたいという事情が影響して、すべての物件情報が買主側に伝わらないことがある点に注意が必要です。これを防ぐためには、信頼できる不動産会社や、情報量の多い業者と協力することが重要です。

さらに、工務店との連携も非常に有効です。工務店は不動産会社とのネットワークを持ち、未公開物件の情報をいち早く提供できるだけでなく、土地の建築適性についても適切なアドバイスをしてくれます。こうしたプロの知識を活用しながら、希望に合った土地を効率よく見つけることが、納得のいく家づくりの第一歩です。

最終的には、信頼できる不動産会社と工務店とのパートナーシップが、成功する注文住宅用地探しの鍵となるでしょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!注文住宅の成功は情報収集がカギです。業界のリアルな話をこれからも発信していきますので、ぜひ引き続きブログをチェックしてください。理想の家づくりを応援しています!

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