家づくりの土地

わけあり物件とは、過去に事件や事故があった土地や、形状に不自然さがあるなど、通常の物件と比べて購入者に心理的な抵抗を感じさせる土地のことです。例えば、昔大きな屋敷が解体されて8つの区画に分けられ、不自然なS字型の道路が残された土地などがあります。わけあり物件は価格が安い、希少な立地に出会えるといったメリットがありますが、心理的な負担や将来の売却時に難しさがあるのも事実です。宅建業法に基づく告知義務は、事件や事故から3～10年程度が目安となるため、事前調査が重要です。購入を検討する際には、土地の背景や家族の意見をしっかり考えましょう。

注文住宅を建てる際、前面道路の種類や幅を確認することは非常に重要です。道路の種類には公道や私道、位置指定道路があり、それぞれに異なる注意点があります。特に建築基準法42条の道路要件を満たしているかをチェックしないと、建物の配置や高さに制限がかかることも。セットバックの必要性や私道の権利関係など、確認すべきポイントをプロの視点で解説します。これらを押さえて、理想の家づくりをスムーズに進めましょう。

旗竿地とは、細い路地（竿部分）を通って奥に広がる敷地（旗部分）で家を建てる土地のことです。価格が割安でプライバシーが確保しやすいなどのメリットがありますが、日当たりや駐車スペースの確保、通風などのデメリットもあります。旗竿地を選ぶ際は、土地の形状を活かした設計や工夫がポイントです。プロの視点からのアドバイスを参考に、理想の住まいを実現しましょう。

注文住宅を建てる際、北向きの土地は日当たりが悪いと敬遠されがち。しかし、南側に広い空間を確保すれば、リビングなどに十分な光を取り込めます。大きな窓や天窓の設置、反射光の利用も効果的。北向きの土地には価格のメリットもあるため、工夫次第で快適な住まいが実現可能です。北向きの土地の活かし方を知って、お得な家づくりを考えてみましょう。